2011年11月10日

着物を着る時に気をつけていること、初心者にオススメするとしたらどんなコツを?

いーつーのーことーだかー♪
以前、家事育児ぐるっぽあゆぞうさんがお友達に着物の着方を分かりやすく教えてあげたいんだけどなんかコツがありますか、というステキなトピックを立ててくださった事がありまして。その時に、あーそうだ、このことブログに書こう!って思っていたのでしたー。

ちょっとその事を思い出して、自分の覚書としてもね、書いてみようと思います。


★素材→ウールや木綿
生地のすべりが良すぎないので着ている途中でズルズルせず着易い。ウールや木綿で着慣れてくるとやわらかいものもコツが分かりやすいかも。技術だけではなくて材質も考えてみるって目から鱗。

★衿
着物ブラって普段着物着る人のどれくらいの人がしてますかね。私も以前はしてたんですね。あとすごく大事な時はするかな。お式用の着物ですね。でも今はしないです。

思ったんだけど、肌着と襦袢ってこれがブラの役割してるよね。
衿を合わせるときに、身頃がバストを包んで向こう側までくるむように合わせる。胸がカバーされる、抑えられる、ということになりましょうか。
でも、最近肌着は既製品を着ることの方が多いからか、多分これは人によって違う。たとえば私の踊りの先生の一人先生はバスト「トップ」に衿の端を合わせる、と言っていました。

どちらにしろ、衿が左右対称になっていることは非常に大事でコレが衿もとの着崩れを防ぐ事になる、というのは笹島先生の本で読んだ事が・・・・。


★衣紋抜き
普段着なのでいつも衿を抜こう抜こうとはしていないのですが、襦袢に衣紋抜きがついていると確かに便利かもしれない。

私は衣紋を抜く事よりは、襦袢の衣紋と着物の衣紋がきちんと合うようにそこに気を使ってます。で、どうやってるか?ひたすら合わせて着るようにしてるだけだけど…衿止めクリップってのがあるけどあれ、どうなんだろうね?


★腰紐
これも笹島先生の本に書いてありましたが、腰紐は腰が動く部分で結ぶと緩んだりするのでダメ、と。骨盤の上から背骨の一番下に向かってというのが理想だったはず。(横から見ると腰紐が背中側に向かって坂を上る感じになる)

私は着物の長さがまちまちなのでその日着る着物によって腰紐の位置が違うんですな。どういうときでも気をつけているのはぎゅぎゅぎゅっと締めるときに必ず背中側でやる、ということです。理由は苦しくないからです。

もたもたしてると崩れてくるから一気にやるのが大事だとおもうけど、それってアタマで分かってても慣れるまではなかなか出来なかった気がする。


★そういや今思い出したのですが、まだなかなか下手だった頃に義母によく言われたのが

「手先だけでやろうとしちゃだめだ」

という言葉でした。
腕で押さえながら、とか手首を回して、とか、小指で押さえつつ、とか。そういうのってココで小指でもってください、とか言われると後で自分で着るとき「・・・・?」ってなるんだけれど、とにかく自分なりに肩からした全部駆使する、という意識でやると割りとわかりやすいかも。


でも、何度だって言うけれど、たぶん王道なんかない。着物が好きだから着物の本や着付けの本を沢山読むけれど、そういうのはあくまでも頭の中に知識として積まれて行くだけで、本当に着るときに役立つかと言われたら、どうかな?毎日毎日やっていることだから、とか、自分の体のことだから、こうしてみようと思うこと、あれこれ工夫して、その工夫がすこしずつ「クセ」になっていつしか「簡単」になった気がするだけなんだよね。


踊りの先生(のうちの一人の先生)が言ってたんだけれども、先生はずっと着物を着ているし、着付け教室にも通って、美容院で着付けもしてたんだけれど、ある時電車を降りたら急に女性が近づいてきて「衿が反対よ」って先生に言ったそうです。「え?」って思って確認したけど、先生は間違えてなかったと。お直しおばさんは確実に存在して、そういう人はどんな人にでも何かを言いたがるってことだ。
だから恐れずに着物を着てみたいと思ったら着てみて、何を言われても着てみて、直してもらえたら一つ上手になって、どんどん着物を着て、他の人にも「着てみよう」って言ってみて、そうやって着物を着たい、と思う人ができるだけたくさん気持ちよく着物を着られますように、と祈念しています。


こなつ
posted by 夏 小奈津 at 12:25| Comment(0) | 着物迷走録〜事件、意見、色々〜 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2011年11月01日

日記

右手で持っているのは足袋です。デジカメで撮りました。いよいよスマホを何の為にもっているのか分からなくなってきました。ガラ携に戻そうかなあって思ってたらどうやら「だんしゃり」時に捨てちゃったみたいw ああいうときって理性失ってるからね。

普段着物で家事育児してます。

さて、今日は日記を書きます。

着物は暖かいという話
先週と今週、着物を着てたのですがちょいと出かける用事があって、洋服の方がいいかもな、と思うような事だったので着物から洋服に着替えて出かけました。暖かい日でしたけれども洋服だと寒い事があるので出際にストールを持ったりジャケットを持ったりしてバタバタ出かけたんですけれども、なじぇか、お腹を壊すのです。大体私はお腹を壊しやすい人ではありますけれども。とにかく冷えるんだと思うんですよね。

そんで今日は手拭を一枚持っていたので二つに折り畳んでスカートのウエストの所に挟んでお腹を暖めるという荒業をやってかえって参りました。

ほめてくれるおばちゃんの話
だいたいおばちゃんって2-3回同じ事言ってくれるから褒めてくれるときってありがたいね、って前も書いたけど、昨日玄関の前で襷掛けをして娘の三輪車を修理していたら、近所のおばちゃんが通って「あなたはいつも着物着てるけど本当に楽そうに着てるネエ。気持ち良さそうねえ」と2-3回言ってくれた。猛烈に嬉しかった。

私が死んだら入れて欲しい着物の話
私、貯金してたんです。今年、娘が七五三なんですけれど、出来れば七五三に間に合えばいいなあって思いながら、一つ紋の着物が欲しかったんです。それか三つ紋か、とにかく祝儀にも不祝儀にも着られるような色無地を一枚欲しくて、お小遣いをケチケチしながらためていたんです。紋を入れて、どうせならちょっといい生地でつくりたいし、仕立て代も、紋を入れると紋代も掛かるなあって思いながらためてたんですけれど、七五三に間に合うようにはたまらなかったから幼稚園の入園式くらいには間に合うかなあと思ってたんです。でも

先日、義母が畳紙を持って帰って来て

「こなっちゃん、これは私が新しく誂えてあげられる最後の着物になると思う。」

という。
なんだそれ、縁起でもない、っていう話ではないんです。単純に義母が着ていた着物を仕立て直してとかはあるけれど、新しく作る、という意味ではこれ以上のものはいらない、という事だと思うし、経済的にも義母はもう仕事も引退の年なので、という事だと思います。

で、畳紙をあけると私の大好きな大好きな色の無地綸子の一つ紋の着物だったのです。綸子の色無地って本当に綺麗なんだな。言葉をなくして見入ってしまった。家紋が一つ背中に入っている。この家の家紋。ああ、嫁に来たんだなあと思った。こんな事言うのはひどく時代遅れな感じがする。でもそう感じた。

私は成人式は着物を作らなかった。着物を一人で着る事は出来なかったし、一人で着られる日が来るなんて考えもしなかった。(実母も浴衣くらいなら出来るけれど着物を一人で着られなくても当然と思っているようだった。自分の母親が和裁の先生だったのに!!)浴衣はチェーンの呉服屋さんの吊るし。七五三はワンピースだった。ごくごく小さい頃に祖母の仕立ててくれた浴衣を着ていたことだけはいまでも私の嬉しい記憶だけれど。

だから小説で読むような、母から娘へつながっていく着物というのは私はこの家に嫁に来て初めて経験しました。これまでも色々な着物にまつわる義母との思い出があるけれども、この日のことも決して忘れる事がない思い出の一つになりました。


義母は私がケチケチとお金を貯めていた事を知っていたと思うし、いずれ呉服屋さんに行く相談をしようと考えていた事も多分知っていたはずだと思う。でもきっと私が自分の貯めたお金でやったら予算的に義母が良いと思うものは作れないと思ったんだろうと思う。


私は本当に息を呑んで言葉を忘れてやっと言えた言葉が


「この着物、私が死んだらどうか私のお棺に入れて欲しい」


ありがとう、ありがとう、なんて美しい着物なのだろう、と どうして言えただろうか、そんな月並みな言葉で私の想いがどうして伝わるだろうか。



明日はこの色無地に、何年か前、義母の着物を仕立てに行った時に義母に絶対素敵よ!と騒いで仕立ててもらった帯(←結局私のところへ来た帯…あはは)を締めて娘の三歳を祝いに行きます。娘よりも私のほうが目立つかもね、と夫と義母と笑いました。


今、記念写真だけの七五三も沢山あるけれども、こうして支度ができて寿ぐ事ができること、とてもあり難く感じます。


ありがとう!
こなつ

posted by 夏 小奈津 at 23:47| Comment(10) | 着物と物語 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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