2012年10月19日

黒羽織

肌寒くなってきました。
東京でももう木綿の着物を着ていると昼間でも肌寒いなあというくらいなので、そろそろネルのお腰かなあと思いながらまだ出していません。
羽織っていく方から冬を迎えます。

10月の中旬頃から、少し暑いなと思う日にも一応ストールを持ったりして出かけました。10月末も遅くなる日は羽織を持って出かけて11月に入ってからは必ず。

お気に入りの黄緑色の羽織、たたみ方が悪かったみたいで少し変な皺がついてしまったのと袖口がほころびてきて、最近は黒い羽織をよく着ています。

普段着物で家事育児してます。


小紋の柄なのでいくらかキザっぽさが和らいでいると思いたいんだけど、やっぱり黒は粋っぽかないかと少し心配になりつつも、顔が少し年取ったみたいでなんとかかんとか着ています。


黒い羽織といえば、ずっと向島芸者のように紋付の黒い羽織が欲しいんだ。紋なしの小紋とか色無地の上に羽織って正式になるという魔法のアイテム。いつかは地味な色の色喪服も欲しいけれど。
今の自分にはちょっと贅沢すぎるなあと思う憧れのアイテムだ。


この羽織、そんな黒羽織への憧れを胸に着ております。



こなつ
posted by 夏 小奈津 at 21:41| Comment(6) | キモノな毎日〜雑録〜 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2012年10月18日

ふとっちょに足りない帯を長くしちゃおうその2


商店街の麺屋さんのおばさんがくれた帯です。仕付け糸がかかったままの綺麗な帯でした。私には少し若すぎるよ、と義母が言っていたのを忘れたふりで締めているのでございます。


$普段着物で家事育児してます。



この帯すごく人気があって「可愛いね〜」って言ってもらえる率が高い。そんで先日もそんな風に褒め言葉を頂戴したのですが、忘れたふりで締めてる、と言う話をしたら隣で夫が「若いふりで締めている」と言いなおしてくれまして、あれ?どっちがいいんだろう、と思ったりもしたんですが、十分若いから締めていることにしました。

褒めてもらえる帯は沢山締めたいんだけどどうしてこの帯がその実力ほど活躍しないかと言えば、つまり、締めにくいからなのです。
どうして締めにくいのか、そう、それは、「足りない」からなのです。
お太鼓の中身が足りなくなるかテが足りなくなるか、とにかく決まりにくい帯なのです。


前置きが長くなりましたが、これと同じような理由で、同じような素材の、同じような形の帯を直したことがあったので、果敢に取り組みました帯を直す第二弾でございます。


1.単の帯です。お太鼓の部分、折り返したぐるりを解きます。この写真でいうと両脇といまペロンとまくれている部分がポケットにならないように上のところが縫われていたのですが、今解いてめくった所です。


$普段着物で家事育児してます。

2.少し丈を長くしてから(お太鼓のベロより(ということはヒトサシ指一本分よりも少し多めに)ずらして)もう一度縫い直すわけなのですが、その前に、今回のこの帯は多分プロの人にお願いして仕立てた帯だったらしく、しっかりと仕立てられていたので、両端をぷつんぷつんと糸キリバサミで切って解いたのですが、すすすすっとは取れなくて行きつ戻りつして縫った糸のぽちぽちがどうしても帯に残ってしまいました。これを毛抜きでポチポチ取りました。

普段着物で家事育児してます。

こういう単純作業が意外と大好きです。



3.そして縫います。

普段着物で家事育児してます。

同系色の糸で縫えば大して目立たないのでとにかくちくりちくりと丹念にマツリ縫いのようにちくちく頑張って縫います。

ほんの少し手を加えれば気持ちよく締められるのですもの!
痩せればいいだけだけどな、という声が聞こえるような気がしなくもないですけれど、聞こえないふり。
夜中のアイスは、美味しいよね・・・



こなつ


行く夏を名残惜しみながら、また行く夏に翻弄されつつもとにかく秋の支度は始まってとにかく無事に夏の始末を終えた。

$普段着物で家事育児してます。


の、図。


この夏の始まりに買ってひと夏履いたステテコ、去年の夏に思い切って買った麻の足袋、ひと夏締めた夏帯と浴衣と夏の着物と。

柳行李の蓋を閉めるときに、右手の親指に棘が刺さった。
見えなかったので放っておいたけれど、後からしくしくと痛い。よく見るとやっぱり刺さっていて、しかも皮膚の下にもぐりこんでいた。柳行李がもう相当古いからだろうと思うし、でも、昔のおかあさんたちもこうして夏を惜しみながら(いや、もしかしたらもう忙しすぎて惜しむ事もなかったのかもしれないけれども)片付けたり出したりする柳行李の棘が刺さったりしたんだろうかとふと考えたりする。


綿の単にまだ夏の肌着を着ていたけれど夜になると寒くなってきたので下着も冬物にかえる。秋から冬にかけてよく締める帯の一本、ずっと気になっていたのを直して、温かい珈琲が美味しい季節になったなとしんみりしたらあらもう娘のお迎えの時間。



こなつ


posted by 夏 小奈津 at 20:14| Comment(4) | キモノな毎日〜雑録〜 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2012年10月15日

ご飯パンを作ったり。

雑誌も滅多に買わないんだけど以前買ったサンキュという雑誌でこれはアタリ★だったわ!って思うのが一冊ある。冷ご飯を使ったパンのレシピ。

何しろご飯を使っているので、(まあ、ご飯を使わなくたって炭水化物ならなんでもそうなのかもしれないけれども、とにかく)和食のおかずを入れてお惣菜パンを作れるというところがお気に入り。

大目に炊いて残ってしまったご飯は、思いのほかみんなが食べちゃって足りなかった!と言う時のご飯のために冷凍しているんだけど、この冷凍ご飯結構経つかな、と思ったらこのご飯パンのつくり時。強力粉は買ってきたら直ぐに一回分測ったものを保存ビニールに入れて小分けにして簡単に作れるようにしてある。


先週末は、カボチャの煮物を粗くペーストにしてパン生地に練りこみカボチャぱん。
普段着物で家事育児してます。


それからチャーシューとチーズをいれたチャーシューチーズパン。
普段着物で家事育児してます。


金平パン、高菜のおやきなども美味しい。娘は煮豆が好きなので彼女のリクエストで煮豆入りのパンも作った。



厳密に言うと、ご飯をペースト状につぶして生地にするところがポイントなんだと思うけれど、多少粒が残っていてもどういう訳かやっぱり「パン」。なので、めんどうくさがりの私はあまり気にしないでテキトウにつぶし、ご飯の量もその日によってまちまち、砂糖やらバターやらも目分量で作るけれど、いつも普通に美味しいのでこれでいいんだなと思っている。

パンをこねてオーブンをひっきりなしに使った日も着物に襷掛けで頑張りました。

普段着物で家事育児してます。
↑本当はこの手ぬぐいを帯にはさんで前掛けにしていた。



こなつ
posted by 夏 小奈津 at 14:11| Comment(0) | キモノな毎日〜雑録〜 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2012年10月12日

秋の始まり

涼しくなってくると、ぼちぼち浴衣を仕舞って、単のサマーウールを夏を惜しむように着まくる。それが私の秋の始まりみたいだ。

久しぶりに袖を通すサマーウールは義理のおばから受け継いだ年季物。洗って干すとポツポツと虫食いが目立つが白い下着の上に着ている分には少しも目立たない。かっこいい言葉で言えばビンテージ。そのせいか古典的な帯と合わせてみたくなる。
普段着物で家事育児してます。

この帯は私が物心ついて初めて自分で選んで買った帯。
ダイエーのますいわ屋へ母と一緒に出かけた。初めての「呉服屋」経験だったと思う。母が若い頃にお茶とお華のお稽古できていたウールの縞の着物を持って行って素直にまっすぐにどんな帯が合いますか?安くていいので、とお店の人に訊いたんじゃなかったかしら?

今思うとあんなにざっくりした質問でよく上手に選んでくれたと思うような気がするのだけど、あの頃の呉服屋さんの店員さんはやっぱり着物を着る人だったかもしれない。それか、大きなチェーンの呉服店ならそういうものかしら?今では大きなチェーン店だからこそ怖い!と思う事もあるけれど。(とんでもない店員さん、たまにいるよね?)


ウールの着物なら半幅帯でも大丈夫。自分で締め易い。この色とこの柄ならこの着物に合うんではないかといくつか選んでもってきてもらった中にこの帯があったんだったと思う。思ったよりも高かったのだけれど、しっかりした良い物だし、と母も賛成してくれてこの帯を買った。



確かにこの帯はポリエステルで、絹に比べることは出来ないけれど、ピンキリで言えばピンのポリエステルだと思う。締めてもゆるゆるとしない。


この帯が気に入っているせいなのか、櫛や簪の意匠がとても好きになった。
先日もかまわぬの櫛と簪の柄を買ったばかり。



普段着物で家事育児してます。

夏の間は暑いかなあと思って敬遠してた帯をどんどん締める。これもポリエステルだけれど、ウラの一本独鈷の方を表にするのも好きだし、この縞柄を出すのも好き。この帯を締めると昭和初期の文学の主人公の誰かみたいな気がしてくる。勿論妄想。そんなことを思うので髪を横櫛というのだっけ、結わないで横に流すように結んでみたりとか。



普段着物で家事育児してます。

そんなことばかりやってると飽きちゃって、モダンなの、モダンなの、と思いながら箪笥の引き出しから引っ張り出したりする。カーテンみたいだなといつものように思いながら、半幅なんだけど、新しい帯締めを締めたくてお洒落ぶる。


今日は木綿の着物を着て会社へ行った。昼間暑かったので、例の通り夏物の身頃に塩瀬の衿をつけて、ご丁寧に肌着までシボのものを着て行ったから、帰りは遅い時間になって寒かった。秋は始まると駆け足で行ってしまう。サマーウールもそろそろしまい時だ。






「すまいわ屋」と言ってしまう
こなつ

posted by 夏 小奈津 at 23:11| Comment(6) | 着物と物語 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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